世帯年収600万・妻アルバイトで4000万の住宅ローンを組んだ全記録

「住宅ローンって、本当に借りられるのかな…」
マイホームを検討し始めたとき、そんな不安を感じたことはありませんか?
ぼくたちも同じでした。
世帯年収600万円・妻がアルバイトという状況で、希望額4,000万円の住宅ローンを組めるか、正直自信がありませんでした。
最初に申し込んだネット銀行は本審査で断念。
モゲチェックで診断したら「提案できる住宅ローンがありません」という結果。
さらに地方銀行1行目は希望額に届かず…
それでも最終的には、地方銀行で4,000万円の融資を受けることができました。
この記事では、ぼくたちが実際に経験した住宅ローン審査の全記録をそのまま公開します。
同じような境遇で悩んでいる方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
住宅ローンを借りた我が家のプロフィール
住宅ローンを検討するとき、一番気になるのは「自分と似た条件の人がどうだったか」ではないでしょうか。
まずはぼくたち夫婦の基本情報をお伝えします。
年収や家族構成など、できる限りリアルな数字を公開しています。
家族構成と収入について
ぼくたち夫婦の家族構成は、夫・妻・犬1匹の3人暮らしです。
夫であるぼくは理学療法士として働いており、妻はアルバイトとして勤務しています。世帯年収は約600万円、手取りは年間約420万円(月35万円前後)です。
住宅ローンの審査では、妻がアルバイトという点が大きく影響しました。同じような状況の方にとって、参考になる部分が多いと思います。
住宅ローンの基本データ
実際に借りた住宅ローンの基本データは以下のとおりです。
| 借入額 | 4,000万円 |
| 金利タイプ | 2年固定金利選択型 |
| 金利 | 0.45% |
| 返済期間 | 40年 |
| 月々の返済額 | 約87,000円 |
世帯年収600万円に対して4,000万円の借入は、一見ハードルが高く感じるかもしれません。
しかし銀行選びと金利タイプの選択次第で、無理のない返済額に抑えることができました。
それぞれの選択理由については、後ほど詳しく解説していきます。
マイホームを買おうと決めたきっかけ
マイホームの購入は、突然決めたわけではありません。
いくつかの出来事が重なって、自然と「買おう」という気持ちが固まっていきました。
ぼくたちがマイホームを決断するまでの経緯をお伝えします。
犬を飼ってから気持ちが変わった
犬を迎えてから、住まいへの考え方が大きく変わりました。
賃貸に住んでいた頃は「今の家で十分」と思っていましたが、犬が走り回れるスペースの狭さや、近隣への騒音が気になるようになりました。
「もっと自由に遊ばせてあげたい」という気持ちが日に日に強くなり、広い庭や専用スペースのあるマイホームへの憧れが生まれました。
犬を飼うことがマイホーム購入のきっかけになるとは思っていませんでしたが、今となってはいい背中を押してもらったと感じています。
工務店との出会いが背中を押した
マイホームへの気持ちが高まる中、県内外のモデルハウスをいくつも見て回りました。
さまざまなデザインや間取りに触れるうちに、自分たちが求める家のイメージが少しずつ固まっていきました。
そんなタイミングで、地元の工務店と出会いました。
押しつけがましい営業はなく、こちらの要望を丁寧に聞いてくれるスタイルに信頼感を覚えました。
「この工務店なら安心して任せられる」と感じたことが、マイホーム購入への最後の一押しになりました。
住信SBIネット銀行の仮審査は通ったのに本審査で断念した理由
住宅ローンを検討し始めたとき、最初に選んだのが住信SBIネット銀行でした。
金利の低さに魅力を感じて申し込んだものの、思わぬ壁にぶつかることになりました。
仮審査から本審査までの経緯を詳しくお伝えします。
仮審査が通って話が進み始めた
住信SBIネット銀行に仮審査を申し込んだところ、無事に通過することができました。
仮審査が通ったことを土地を仲介してくれる不動産屋さんに伝えると、「仮審査が通っているのであれば分筆を始めます」と話がトントン拍子に進み始めました。
「これで家が建てられる」と、このときは素直に喜んでいました。
しかし、この後すぐに想定外の問題が発覚することになります。
ネット銀行は本審査が厳しいと知った
話が進む中で、不動産屋さんからある情報を教えてもらいました。
「住信SBIネット銀行(現・dNEOBANK)は仮審査が比較的ゆるい一方、本審査は厳しい傾向がある」というものでした。
ネット銀行は金利が低い分、審査基準が厳しめに設定されていることが多く、仮審査を通過しても本審査で落ちるケースが少なくないようです。
仮審査が通った安心感から一転、本審査への不安が一気に高まりました。すでに土地の分筆が始まっている状況だったため、焦りはさらに大きくなりました。
妻がアルバイトだと評価されにくい現実
さらに追い打ちをかけるように、もう一つの問題が明らかになりました。
妻がアルバイトという雇用形態が、住宅ローンの審査において不利に働くという現実です。
多くの金融機関では、正社員と比べてアルバイトや派遣社員の収入は評価されにくい傾向があります。
特にネット銀行はこの傾向が強く、世帯収入として合算してもらえないケースがあることがわかりました。
希望額での借入が難しいと判断し、住信SBIネット銀行への申し込みを断念することにしました。仮審査が通っていただけに、悔しさと焦りが入り混じった複雑な気持ちでした。
モゲチェックで診断したら希望額に届かなかった話
住信SBIネット銀行を断念した後、次の手として試したのがモゲチェックです。
複数の金融機関をまとめて比較できるサービスで、手軽に使えると聞いていました。
しかし結果は、期待とは異なるものでした。
モゲチェックとはどんなサービスか
モゲチェックは、住宅ローンの借入可能額や最適な金融機関を無料で診断できるサービスです。
複数の銀行やネット銀行をまとめて比較できるため、一行ずつ審査を申し込む手間を省くことができます。
また、金利の低い金融機関を中心に提案してくれるため、住宅ローン選びの入口として多くの方に利用されています。
診断自体は数分で完了し、個人情報を入力するだけで手軽に使えます。
ぼく自身が気になっていた「診断後に営業電話がかかってくるのでは」という不安も、実際には一切ありませんでした。
住宅ローンを検討し始めたばかりの方でも、気軽に試せるサービスです。
診断結果は希望額の2750万円止まり
実際にモゲチェックで診断した結果は以下のとおりでした。
- 提案できる住宅ローン:なし
- シミュレーション上限:2,750万円
希望していた4,000万円には1,250万円も届かない結果でした。
モゲチェックが提案する金融機関の多くはネット銀行が中心です。
先述のとおり、妻がアルバイトという雇用形態がここでも影響したと考えられます。
「やはり4,000万円は難しいのか」と落胆しましたが、この結果だけで諦めなくて本当によかったと今では感じています。
土地の話が進む中での焦り
モゲチェックで希望額に届かない結果が出たとき、すでに土地の分筆が始まっている状況でした。
住宅ローンの見通しが立たないまま、土地の手続きだけが進んでいくプレッシャーは相当なものでした。
「このまま融資が通らなかったらどうなるのか」という不安が頭をよぎり、毎日のように次の手を考えていました。
しかし、ここで諦めるわけにはいきません。
モゲチェックで提案がなかったのはあくまでもネット銀行中心の結果であり、地方銀行にはまだ可能性があると考え、すぐに次のアクションに移ることにしました。
地方銀行2行に審査を申し込んだ結果を公開
ネット銀行での審査が難しいと判断し、次に地方銀行2行に審査を申し込みました。
同じ条件で申し込んだにもかかわらず、銀行によって結果は大きく異なりました。
その詳細をそのまま公開します。
A行:妻の収入が評価されず2800万円まで
最初に審査を申し込んだA行の結果は、融資可能額2,800万円でした。
希望の4,000万円には1,200万円届かない結果です。
担当者の説明によると、妻がアルバイトのため収入として合算できず、ぼく一人の収入のみで審査されたとのことでした。
ぼく単体の年収で審査されると、どうしても借入可能額に限界があります。
「やはり妻の雇用形態がネックになるのか」と感じた瞬間でした。
ただ、この結果で完全に諦めるのではなく、もう1行の審査結果を待つことにしました。
B行:妻の収入も認められ4000万円が通った
もう1行であるB行の審査結果は、融資可能額4,000万円でした。
A行とは異なり、妻のアルバイト収入も世帯収入として合算して審査してもらえたことが、大きな違いになりました。
同じ条件で申し込んだにもかかわらず、銀行によってここまで結果が変わるとは思っていなかったため、正直驚きました。
土地の分筆が進む中で感じていた焦りや不安が、この瞬間一気に解消されました。
「諦めずに複数の銀行に申し込んでよかった」と、心から感じた瞬間でした。
銀行によって審査基準はこんなに違う
今回の経験を通じて、銀行によって審査基準がこれほど異なるとは思っていませんでした。
同じ条件で申し込んだにもかかわらず、A行は2,800万円・B行は4,000万円と、1,200万円もの差が生まれました。
特に妻のアルバイト収入を「合算する銀行」と「合算しない銀行」があることは、事前には知らなかった情報です。
配偶者がアルバイトやパートの方は、最初から1行だけに絞らず、複数の銀行に審査を申し込むことを強くおすすめします。
1行で希望額が出なくても、別の銀行では通る可能性が十分あります。
変動金利ではなく2年固定金利を選んだ理由
住宅ローンの金利タイプは、変動金利・固定金利選択型・全期間固定型など複数あります。
ぼくたちが選んだのは2年固定金利選択型です。
変動金利が主流の中でこの選択をした理由をお伝えします。
返済開始直後の負担を下げたかった
マイホームを購入した直後は、住宅ローンの返済以外にもさまざまな出費が重なります。
引越し費用や家具・家電の購入など、まとまったお金が必要になる時期です。
そのため、返済開始直後の毎月の負担をできるだけ抑えることを最優先に考えました。
変動金利は将来的に金利が上がるリスクがある一方、2年固定金利選択型であれば少なくとも2年間は返済額が変わりません。
家計が安定するまでの期間、毎月の返済額を固定できることに大きな安心感を感じました。
2年後に収入が上がる見込みがあった
2年固定金利を選んだもう一つの理由が、2年後に夫婦ともに収入が上がる見込みがあったことです。
収入が増えれば、毎月の返済への余裕も生まれます。
固定期間が終了する2年後に改めて金利タイプを見直すことで、そのときの収入状況に合った選択ができると考えました。
現時点では返済額を抑えることを優先しつつ、収入が安定してきた段階で繰り上げ返済や金利タイプの変更を検討するという流れが、ぼくたちの家計には一番合っていると判断しました。
固定期間終了後はどうするつもりか
2年間の固定期間が終了したあとは、そのときの金利状況と家計の状態を見ながら改めて判断するつもりです。
選択肢としては、再度固定金利を選ぶ・変動金利に切り替える・繰り上げ返済で元本を減らすなどが考えられます。
2年後には夫婦の収入が上がっている見込みがあるため、家計に余裕が生まれていれば繰り上げ返済も視野に入れています。
住宅ローンは一度組んだら終わりではなく、定期的に見直すことが大切です。
固定期間終了後の結果についても、このブログで随時公開していく予定です。
4000万円借りた場合の毎月の返済額はいくら?
「4,000万円も借りたら毎月の返済額はどのくらいになるの?」と気になる方も多いと思います。
実際の返済額と、手取り収入に対する割合をそのまま公開します。
返済額と手取りの比率はどのくらいか
実際の返済額と手取りの比率は以下のとおりです。
| 月々の返済額 | 約87,000円 |
| 手取り月収 | 約350,000円 |
| 返済比率 | 約25% |
一般的に住宅ローンの返済比率は、手取り月収の25〜30%以内が無理のない目安とされています。
ぼくたちの場合はちょうど25%前後に収まっており、許容範囲内に抑えることができました。
返済額を87,000円に抑えられたのは、40年という長めの返済期間を設定したことが大きな要因です。
毎月の負担を下げることを優先した結果、家計への影響を最小限に抑えることができました。
住宅ローン控除の活用予定
住宅ローンを組んだ場合、一定の条件を満たすと住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)を受けることができます。
年末のローン残高の0.7%が所得税から控除される制度で、最大13年間適用されます。
ぼくたちも1年目の年末に確定申告で申請する予定です。
実際にいくら戻ってくるかはまだ把握できていませんが、借入額が4,000万円と大きいため、控除額もそれなりの金額になると期待しています。
申請が完了し実際の控除額が確認できた段階で、このブログで詳しく公開する予定です。
住宅ローン控除の申請方法や実際の還付額については、別記事でまとめていきます。
住宅ローン審査で失敗しないために知っておくべきこと
住宅ローンの審査は、事前に知っておくべきことがいくつかあります。
ぼくたちが実際に経験した失敗や気づきをもとに、同じ状況の方に役立つポイントをまとめました。
仮審査と本審査は別物と心得る
住宅ローンの審査には「仮審査」と「本審査」の2段階があります。
仮審査はあくまでも事前確認のようなもので、通過したからといって必ずしも本審査が通るわけではありません。
ぼくたちがまさにこのケースで、仮審査が通ったことで安心してしまい、土地の分筆まで話が進んでしまいました。
特にネット銀行は仮審査がゆるく本審査が厳しい傾向があるため、仮審査の通過を過信しないことが大切です。
仮審査が通った段階では喜びすぎず、本審査が通るまでは慎重に話を進めることをおすすめします。
銀行によって審査基準は全然違う
住宅ローンの審査基準は、銀行によって大きく異なります。
同じ条件で申し込んでも、融資可能額や審査結果が変わることは珍しくありません。
ぼくたちの場合、地方銀行2行に同じ条件で申し込んだところ、A行は2,800万円・B行は4,000万円と1,200万円もの差が生まれました。
特に配偶者がアルバイトやパートの場合、その収入を合算してくれる銀行とそうでない銀行があることは、事前にはなかなかわからない情報です。
1行で希望額が出なくても、別の銀行では通る可能性があります。
住宅ローンは複数の銀行に審査を申し込むことが、希望額で借りるための重要なポイントです。
モゲチェックは相場を知るために使う価値がある
モゲチェックで「提案なし」という結果が出たとき、正直落胆しました。
しかし今振り返ると、モゲチェックを使って本当によかったと感じています。
理由は、ネット銀行の金利相場を把握できたからです。
モゲチェックで0.3〜0.4%台の金利水準を事前に知っていたことで、地方銀行で提示された0.45%という金利が「悪くない水準だ」と判断できました。
比較する基準がなければ、その金利が高いのか低いのかすら判断できなかったと思います。
また、診断後に営業電話が一切かかってこなかった点も好印象でした。
「登録したら電話が来るのでは」と心配している方も、その不安は不要です。
住宅ローンを検討し始めたら、まずモゲチェックで相場感を把握することをおすすめします。
まとめ:妻がアルバイトでも住宅ローンは諦めないで
最後までお読みいただきありがとうございます。
モゲチェックで提案がなく、ネット銀行の審査も断念したぼくたちでも、最終的に4,000万円の住宅ローンを組むことができました。
同じような状況で悩んでいる方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
- 仮審査と本審査は別物と心得る
- 銀行によって審査基準は大きく異なる
- モゲチェックは相場を知るために使う価値がある
- 1行で諦めず複数の銀行に申し込む
- 妻がアルバイトでも収入を合算してくれる銀行がある
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