お金の管理
PR

2人暮らし・同棲カップルの家計簿で必要な項目とは?予算設定のコツも解説

こぴ
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
こんな悩みを解決します
  • 2人暮らしの家計簿はどのような項目を作ったらいいのかな。
  • 家計簿の各項目の予算も知りたい。
  • できれば簡単に家計簿を続けたいな。

家計簿は普段の生活費の管理だけでなく、将来のお金を貯金していくためにも必要です。

ただ、家計簿をいざ始めようと思っても、どの項目を作っていけば良いのか悩みますよね。

ぼくも項目決めで挫折したことがあります…。

そこでこの記事では、『2人暮らしの家計簿で必要な項目』を紹介します。

この記事を読むことで、項目を迷わずに決めることができて、家計簿を始めるときに挫折しなくなりますよ。

この記事の内容
  • 2人暮らしの家計簿の項目を決める3つの手順
  • 2人暮らしの生活費の予算を決める方法
  • 家計簿アプリなら簡単に項目と予算を設定できる!
同棲後の資産推移

ぼくたちは2年間の同棲生活で結婚費用を貯めながら生活をしていました。

家計管理と改善で毎年100万円以上貯める家計を維持しています。

こんなぼくが実践した『家計簿の項目の決め方』を紹介していきます。

同棲・2人暮らしの家計簿の項目を決める3つの手順

結論からいうと、家計簿のおすすめ項目は以下になります。

同棲の家計簿項目

【必須生活費】

  • 食費
  • 住居費
  • 水道光熱費
  • 日用品費
  • 通信費
  • 車両・交通費
  • 医療費

【ゆとり費】

  • 娯楽費
  • 特別費

上記のように分類する理由を以下から解説していきます。

2020年の総務省「家計調査」によると、2人以上の勤労者世帯の生活費内訳は以下のようになります。

支出項目金額
食費約79,000円
住居費約18,000円
水道光熱費約21,000円
家具・家事用品費約13,000円
被覆及び履物費約10,000円
保健医療費約13,000円
交通・通信費約49,000円
教育費約16,000円
教養娯楽費約26,000円
その他約55,000円
合計約300,000円

これはあくまで目安金額であり、家計簿の項目は各家庭によって異なります。

さらに2人以上の世帯を対象にしているため、2人暮らしの家計簿としてはイマイチです。

今回は上記の表を参考にオススメの項目をまとめていきます。

その際に指標となるものが「必須生活費」「ゆとり費」です。

結論として下記の表のようなイメージになります。

月ごとに振り返る年ごとに振り返る
必須生活費変動生活費固定生活費
ゆとり費娯楽費特別費

基本の項目は4つです。

  • 変動生活費
  • 固定生活費
  • 娯楽費
  • 特別費

次に、上記の基本項目4つの考え方や決め方を解説していきます。

手順は以下のとおり。

  1. 家計簿の基本項目4つに分類しよう
  2. 『必須生活費』はシンプルにしよう
  3. 『ゆとり費』は細かく分類しよう

手順1:家計簿の基本項目4つに分類しよう

もう一度、総務省「家計調査」の表に登場してもらいましょう。

支出項目金額割合
食費約79,000円26.3%
住居費約18,000円6%
水道光熱費約21,000円7%
家具・家事用品費約13,000円4.3%
被服及び履物費約10,000円3.3%
保健医療費約13,000円4.3%
交通・通信費約49,000円16.3%
教育費約16,000円5.3%
教養娯楽費約26,000円8.6%
その他約55,000円18.3%
合計約300,000円

この支出項目を以下のように分類します。

【必須生活費】

  • 食費
  • 住居費
  • 水道光熱費
  • 家具・家事用品費
  • 被服及び履物費
  • 交通・通信費
  • 保険医療費
  • 教育費

【ゆとり費】

  • 教養娯楽費
  • その他

上記の項目をわかりやすいように項目名を変更します。

【必須生活費】

  • 食費
  • 住居費
  • 水道光熱費
  • 家具・家事用品費 → 日用品費
  • 交通・通信費 → 通信費
  • 交通・通信費 → 車両・交通費
  • 保険医療費 → 保険費
  • 保険医療費 → 医療費
  • 教育費 → 教養・教育費

【ゆとり費】

  • 被服及び履物費 → 娯楽費
  • 教養娯楽費 → 娯楽費
  • その他 → 特別費

『必須生活費』『ゆとり費』についてはこちら。

必須生活費

生活に必要なものに使うお金で、食費住居費水道光熱費日用品など衣食住に関わる支出

ゆとり費

生活に必ずしも必要ではないが生活や人生がゆたかになるものに使うお金で、おこづかい、必要以上の被服費外食スイーツ嗜好品、レジャー、旅行などの支出

次に、必須生活費とゆとり費を以下の基準にそって『変動費』と『固定費』にわけます。

  • 生活に必要なお金(必須生活費)
  • 生活に必ずしも必要なお金ではない(ゆとり費)
  • 月ごとに振り返る(変動費)
  • 年ごとに振り返る(固定費)

  • 必須生活費 かつ 変動費 → 変動生活費
  • 必須生活費 かつ 固定費 → 固定生活費
  • ゆとり費 かつ 変動費 → 娯楽費
  • ゆとり費 かつ 固定費 → 特別費

図で表すとこのようなイメージです。

月ごとに振り返る年ごとに振り返る
必須生活費変動生活費固定生活費
ゆとり費娯楽費特別費

各項目を分類すると以下になります。

月ごとに振り返る年ごとに振り返る
必須生活費変動生活費
食費
日用品費
固定生活費
住居費
水道光熱費
通信費
車両・交通費
保険費
医療費
教養・教育費
ゆとり費娯楽費特別費

それぞれの項目について、順番に解説していきますね。

【必須生活費】生活に使う必要なお金

必須生活費とは生活に必要なものに使うお金です。

主に食費住居費水道光熱費日用品など衣食住に関わる支出です。

「消費」と呼ばれることもあります。

上記で分類した以下の項目が「必須生活費」になります。

  • 食費
  • 住居費
  • 水道光熱費
  • 日用品費
  • 被服費
  • 通信費
  • 車両・交通費
  • 保険費
  • 医療費
  • 教養・教育費

「保険費」「医療費」「教養・教育費」などは各家庭によって、重視するものや必要なお金が異なるため優先度をつけた予算設定が必要です。

必須生活費は、支出額の傾向によって「変動費」と「固定費」にわけられます。

変動生活費:生活に必要かつ毎月振り返る

変動生活費には以下が分類されます。

  • 食費
  • 日用品費など

生活において必要なもののみで、毎月金額が変わるものが含まれます。

食費

「食費」は基本的な食事の支出のみです。

家庭内で消費する食材や調味料、おやつなどがあてはまります。

総務省の家計調査では、「外食」も食費に含まれていますが、最低限必要な食費を把握するためにも、「外食」はゆとり費の「娯楽費」に分類することをおすすめします。

「外食」が生活の大半となる場合で、基本的な食事になるという場合は「食費」に分類しましょう。

詳しくは同棲カップルの食費額は平均いくら?をご覧ください。

あわせて読みたい
同棲カップルの食費額は平均いくら?予算は日用品と合わせると家計簿が楽になる!
同棲カップルの食費額は平均いくら?予算は日用品と合わせると家計簿が楽になる!

日用品費

「日用品」は日常的に消費する、トイレットペーパーやティッシュペーパー、シャンプー、リンス、洗濯洗剤などの費用があてはまります。

購入後、1年以内に再度購入するものは日用品費に含めましょう。

「その日用品を同居する家族が、ほぼ毎日使うか?」を判断する材料にすると良いと思います。

このように考えると「化粧品」や「サプリメント」、「雑貨」などは「日用品」にも「娯楽費」どちらに分類されるか決めやすいですね。

各家庭の状況によって分類を変更しましょう。

お子さんがいる家庭では、日常的に使う衣類や履物などの費用も「日用品費」に分類されます。

しかし2人暮らしの場合は、それぞれの『娯楽費』として分類した方がお金の使いみちが明確になるのでがオススメです。

固定生活費:生活に必要かつ年ごとに振り返る

固定生活費には以下が分類されます。

  • 住居費
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 車両・交通費
  • 医療費
  • 保険費
  • 教養・教育費など

これらは毎月支出のある項目ですが、年ごとに振り返るほうが見直しやすいです。

水道光熱費は季節によって変動するからです。

年間で見て、予算に収まっていればいいのです。

また医療費や教育費も急な出費がある場合があり、年間で管理したほうが予算から大きく外れることはなくなります。

住居費

家賃や地代、住宅ローンなどの費用があてはまります。

固定資産税は、このあと説明する「特別費」に含めることをおすすめします。

水道光熱費

電気やガス、水道料金などがあてはまります。

水道光熱費は季節によって変動するため、年間を通して予算内かどうか見直しましょう。

予算の目安は同棲、二人暮らしの平均電気代と目安は?を参考にしてくださいね。

通信費

携帯電話料金や、Wi-Fiなどの費用があてはまります。

車両・交通費

車両価格やガソリン代などの車にかかる費用や、通勤・通学の電車代などがあてはまります。

医療費

病院や健康用品などの費用があてはまります。

医療費についてはお互いに話し合い、『家計から支払う』『個人で支払う』をあらかじめ決めておくと良いですよ。

保険費

医療保険や生命保険などの費用があてはまります。

火災保険は「住居費」に、車両保険は「車両費」に分類することをおすすめします。

同棲カップルの場合はそれぞれが費用を支払うことが多いため、家計簿に含めることはほとんどありません。

教養・教育費

学校教育を受ける際にかかる費用や、塾や習い事にかかる費用などがあてはまります。

教養・教育費も同棲カップルであればかからない費用です。

家計簿をシンプルにするために省略しても良いですね。

【ゆとり費】生活や人生がゆたかになるものに使うお金

ゆとり費とは生活に必ずしも必要ではないですが、生活や人生がゆたかになるものに使うお金です。

主に2人のおこづかい、必要以上の被服費外食スイーツ嗜好品、レジャー、旅行などがあげられます。

この中には「消費」と「浪費」が混ざっています。

上記で分類した以下の項目が「ゆとり費」になります。

  • 娯楽費
  • 特別費

娯楽費

娯楽費には以下が分類されます。

  • お小遣い
  • 外食
  • 嗜好品
  • 必要以上の被服費
  • おでかけなど

「外食」は食費の項目でも記述したとおり、基本的な食事になるかどうかで判断します。

「お出かけ」はちょっとした遠出や、レジャーなどにかかる支出です。

目安としては1万円以下の支出の場合は「娯楽費」

1万円を超える場合は「特別費」で考えると良いと思います。

娯楽費は、細かく予算設定することがおすすめです。

詳しくはこのあとの予算設定で解説します。

特別費

特別費には以下が分類されます。

  • 旅行
  • 家具・家電
  • 車関連費(車検や修理など)
  • 結婚費用
  • 冠婚葬祭
  • 税金など

特別費には1万円以上の支出を目安に分類しましょう。

また季節やイベント性のある支出が含まれます。

例えば、以下のような支出です。

  • 入学金
  • 車検
  • 自動車税
  • クリーニング代
  • 誕生日プレゼントなど

ここまで各項目の解説でした。

手順2:『必須生活費』はシンプルにしよう

必須生活費は『変動生活費』と『固定生活費』です。

変動生活費には、『食費』と『日用品』が分類されます。

固定生活費には以下が含まれます。

  • 住居費
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 車両・交通費
  • 医療費
  • 保険費
  • 教養・教育費など

このなかで2人で管理するものは2つです。

  • 住居費
  • 水道光熱費

場合によっては、『通信費』や『車両・交通費』も2人で管理しても良いです。

残りの下記項目は、それぞれの支出であることが多いので『娯楽費』の『おこづかい』にいれてしまいましょう。

  • 医療費
  • 保険費
  • 教養・教育費など

ここまでをまとめると2人暮らしの家計簿の『必須生活費』は以下の4つです。

月ごとに振り返る年ごとに振り返る
必須生活費変動生活費
食費
日用品費
固定生活費
住居費
水道光熱費

必須生活費はできるだけシンプルにして、予算と実際の支出を見比べながら家計管理をしていきましょう。

手順3:『ゆとり費』は細かく分類しよう

『ゆとり費』は必須生活費と違い、細かく分類しましょう。

例えば娯楽費なら、

  • お小遣い
  • 外食
  • 嗜好品
  • 必要以上の被服費
  • おでかけなど

同じように特別費も細かく分類しましょう。

  • 旅行
  • 家具・家電
  • 車関連費(車検や修理など)
  • 結婚費用
  • 冠婚葬祭
  • 税金など

細かくわけることで、あらかじめそれぞれの予算を決められるので急な出費にも対応しやすくなります。

同棲・2人暮らしの生活費の予算を決める方法

次に予算設定です。

国税庁の令和元年度の1人あたりの平均年収は436万円です。

手取りで約340万円程になります。

厚生労働省が発表した年収を中央値で見てみると以下のようになります。

男性:356万円(手取り:約280万円)

女性:272万円(約220万円)

世帯収入は以下になります。

共働き世帯:手取り500万円

単身者世帯:手取り220〜280万円

今回は、中央値を参考に予算設定していきましょう。

いくら貯めたいかは、各家庭によって様々ですが、当ブログのコンセプトは『結婚資金250万を貯める』というコンセプトです。

≫ 2人暮らしの家計改善マップ|同棲中でもできる結婚資金の貯め方【費用の相場も公開】

そのため年間の予算を以下のように設定します。

年間収入500万 – 目標貯金額150万 = 年間支出350万(予算)

年間支出を350万円として、各項目の予算を設定していきましょう。

予算設定の手順は以下のとおり。

  1. 年間予算から固定生活費12ヶ月分を差し引く
  2. さらに特別費を差し引く
  3. 残りを12ヶ月で割り、変動生活費と娯楽費の予算にする

計算の結果、以下のような予算配分になると安定して貯金できます。

  • 固定生活費:年間120万円(≒35%)
  • 特別費:年間50万円(≒15%)
  • 変動生活費+娯楽費:月15万(年間180万円≒50%)
  • 合計:年間350万円

おおよその目安はこのようになります。

それぞれの項目の内訳も見ていきましょう。

固定生活費の予算

固定生活費の予算を決める時は、まず1ヶ月分の固定生活費を計算しましょう。

固定費は口座引き落としやクレジットカードで支払いをしていることが多いので、明細をみながら算出してみてください。

1ヶ月分の固定費がわかったら12倍して年間予算として設定しましょう。

繰り返しになりますが、水道光熱費や医療費などは季節性があったり、急な出費があったりなど変動する場合があるので年間を通して予算内におさまれば問題ありません。

特別費の予算

特別費は細かく分類して、それぞれに予算設定をしましょう。

特別費の予算が多ければ多いほど、ゆとりを持った家計になります。

  • 旅行
  • 家具・家電
  • 車関連費(車検や修理など)
  • 結婚費用
  • 冠婚葬祭
  • 税金など

これらに加えて、税金や季節ごとのイベントなどの予算を別途設定します。

当ブログではゆとりを持った家計設計をオススメしています^^

変動生活費+娯楽費の予算

変動生活費に含まれる食費と日用品費、そして娯楽費はまとめて予算管理しましょう。

食費と日用品費をまとめて予算設定をおこなう理由はスーパーで日用品を買うことや、反対にドラッグストアで食品を買うことがある家庭が多いからです。

レシートを1つ1つ確認すれば、明確に分けることができますが時間もかかるためおすすめできません。

そのため、食費と日用品費は明確にわけずに管理する方法がオススメです。

さらに娯楽費も予算に加えることで、月の予算としてどれだけ使えるかとてもわかりやすくなりますよ。

食費と日用品費、娯楽費の合計が予算内におさまればいいので、

「今月は日用品をたくさん買ったから外食を控えよう」

「食費が安く済んだから、外食に行こう」

など予算の範囲内で自由に使いましょう。

家計簿アプリなら簡単に家計簿の項目と予算を設定できる!

ここまで予算設定について解説しました。

「なんだか複雑…。」と諦めそうな方がいるかも知れません。

そんな方には、家計簿アプリでの管理がオススメです。

≫ お金の管理は家計簿アプリ!同棲カップルや夫婦向けのおすすめアプリ5選

ぼくはマネーフォワードMEを使用しています。

マネーフォワードMEを使えば家計簿の項目を簡単に設定することができますよ。

また連携している金融関連サービスから支出履歴を自動で取り込んでくれるので、家計管理を自動化できます。

≫ マネーフォワードMEの使い方!5ステップで初期設定|自動連携できる家計簿アプリ

≫ マネーフォワードMEのおすすめ項目を設定する方法

マネーフォワード ME - 人気の家計簿(かけいぼ)

マネーフォワード ME – 人気の家計簿(かけいぼ)

Money Forward, Inc.無料posted withアプリーチ

まとめ

今回は以下の3つを解説しました。

この記事の内容
  • 2人暮らしの家計簿の項目を決める3つの手順
  • 2人暮らしの生活費の予算を決める方法
  • 家計簿アプリなら簡単に項目と予算を設定できる!

2人暮らしの家計簿の項目を決める3つの手順

  1. 家計簿の基本項目4つに分類しよう
  2. 『必須生活費』はシンプルにしよう
  3. 『ゆとり費』は細かく分類しよう

2人暮らしの生活費の予算を決める方法

  1. 年間予算から固定生活費12ヶ月分を差し引く
  2. さらに特別費を差し引く
  3. 残りを12ヶ月で割り、変動生活費と娯楽費の予算にする

家計簿アプリなら簡単に項目と予算を設定できる!

以上、『2人暮らし・同性カップルの家計簿で必要な項目と予算設定』の解説でした。

ABOUT ME
こぴ
こぴ
新郎ブロガー
2020年同棲開始。
同棲生活をしながら結婚費用を貯める方法を紹介しています。家計簿歴6年以上です。

2022年10月に人前式の結婚式を挙げました。
結婚式の様子や人前式の準備もまとめています。
記事URLをコピーしました